■事務所を構成する人々の幸せの増大と継続を目的とする。
野垣公認会計士・税理士事務所は、この事務所を取り巻くすべての人々が、その日常会話の中で「いい事務所やなあ。」と言ってもらえる事務所を目指します。これを支えていくためには事業利益を高い水準で確保し続けることは絶対に必要な事項ですが、その良し悪しだけに留まるものではなく、事務所を取り巻く
すべての人々の実感で判断する必要があるものであると考えます。また「いい事務所」である状態は決して一時的に実現されるべきものではなく、未来永劫継続されるべき性質のものであると考えます。
■「事務所を構成する人々」とは、お客様はもちろんのこと、社員とその家族、協力関係にある会社やその社員に留まらず地域や社会全般に渡って関係するであろう人々も含んだ広い概念です。よって私達の幸せを願って仕事をすることはもちろんのこと、広く社会公共の役に立つことを願って仕事をしなければならないと考えております。
■「幸せの増大と継続」を実現する為には、私達の仕事(会計と税務、さらにその周辺業務)に没頭しなければなりません。私達の仕事においてはつねに高度な専門的知識と技能の習得に励むのみならず、それが「事務所を構成する人々」に対して常に深い愛情とおもいやりでもって表現されることが重要であると考えております。
■社会や業界の動向を常に注意深く観察し、周囲に付和雷同することなく、常に時代より半歩進んだ見識を持って経営に当たります。
■経営理念を実現させるためには常に適正な利益の確保と成長を維持することが重要であることを理解し、全力を持ってこれに取り組みます。
■決して経営数値のみに振り回されて事務所経営を判断するのではなく、「事務所を構成する人々」の実感に基づいた絶妙のバランス感覚で経営をコントロールします。
■高度な専門的知識と技能をベースとして経営を行います。
■事務所においてはファミリーとしての意識を持ち、公私にわたって助け合おう。
■すべてに人間性に富んだ気配りをしよう。
■高度な専門的知識と技能の習得に熱意を持って取り組みましょう。
■「公徳」の心を持ち、社会にとって有益な人間になるように努めましょう。
経営理念を実現することが結果として我々の幸せの実現に繋がることを理解して、我々はその実現に全力を尽くします。まさに「自利トハ利他ヲイフ」の実現こそがこれにあたると考えています。
TKC全国会の基本理念である「自利利他」について、TKC全国会創設者飯塚毅は次のように述べています。
大乗仏教の経論には「自利利他」の語が実に頻繁に登場する。解釈にも諸説がある。その中で私は「自利とは利他をいう」(最澄伝教大師伝)と解するのが最も正しいと信ずる。
仏教哲学の精髄は「相即の論理」である。般若心経は「色即是空」と説くが、それは「色」を滅して「空」に至るのではなく、「色そのままに空」であるという真理を表現している。
同様に「自利とは利他をいう」とは、「利他」のまっただ中で「自利」を覚知すること、すなわち「自利即利他」の意味である。他の説のごとく「自利と、利他と」といった並列の関係ではない。
そう解すれば自利の「自」は、単に想念としての自己を指すものではないことが分かるだろう。それは己の主体、すなわち主人公である。
また、利他の「他」もただ他者の意ではない。己の五体はもちろん、眼耳鼻舌身意の「意」さえ含む一切の客体をいう。
世のため人のため、つまり会計人なら、職員や関与先、社会のために精進努力の生活に徹すること、それがそのまま自利すなわち本当の自分の喜びであり幸福なのだ。
そのような心境に立ち至り、かかる本物の人物となって社会と大衆に奉仕することができれば、人は心からの生き甲斐を感じるはずである。